hitotoでは初めてとなる谷本真理の個展を開催いたします。
谷本が近年取り組んでいる陶芸の新作を中心に、
ドローイングや映像などが混在したインスタレーションを加えた展示となる予定です。
即日お持ち帰りできるお土産コーナーもあり。
ぜひご高覧くださいませ。
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From the Exhibitor
ミツバチのダンスという言葉をふと思い出した。
蜂が仲間に花のある方向を伝える動きだ。
蜂自身は踊っているつもりはないのに、勝手にダンスと呼ばれている。
じゃあ私が何かしているとき、
例えば料理をしたり洗濯物を干したり階段を駆け上がったりする様子も、
誰かダンスと思うだろうか、と思う。
うちの向かいのおばあちゃんは腰を直角に曲げて花の手入れをしている。
一歩がだいたい3センチくらいずつのスピード。
近所の猫は顔をゼロ距離でつき合わせて毎日毎日ケンカしている。
かなりのダミ声。
ミツバチのダンスはただブンブンしているだけに見えるが、
図に置き換えると8の字になっている。
私が洗濯物を干す動き、
おばあちゃんの角度、
猫と猫の距離と声。
これをかたちにするとどうなる?
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作家在廊日:8.4(土)、8.18(土)
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Opening Party
2018.8.4(土) 18時頃から21時頃まで
作家を交えたオープニングパーティーを開催します
どなた様もお気軽におこしください
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Profile
谷本真理 Mari Tanimoto
http://maritanimoto.com
1986年兵庫県生まれ。2012年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
これまで粘土や映像などを使った身体的な制作をもとに、主にインスタレーション作品を発表。
今回は最近取り組んでいる陶芸作品と、仕草/行動/現象をテーマに撮り集めている映像作品を展示します。
主な個展に「Under 35 谷本真理 展」(BankART Studio NYK/2014年)、
「ももこさんの壺」(ホホホ座ギャラリー/京都/2018年)、
「裏切られたシーン」(clinic/東京/2018年)。
主なグループ展に「新・陶・宣言」(豊田市美術館/2011年)、
「黄色地に銀のクマ∪スーパーホームパーティー」(神戸アートビレッジセンター/2013年)、
「アーティスト・ラボ -つくられるの実験- 」(川口市立アートギャラリー・アトリア/2014年)、
「清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE 2017」 審査員賞『田中泯賞』受賞(岐阜県美術館/2017年)
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・広報デザイン:タナカタツヤ(hitoto / www.designsalad.net)
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