hitoto運営メンバーで写真担当 大岡の個展を約6年ぶりに開催いたします。
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出展者より
2017年の夏のはじまりと、夏のおわりに台湾南部にある都市、台南を訪れました。
メイン通りから外れた路地を歩くと古廟の前の広場に出ます。
そこには食堂があって、神さまの前、食卓を囲むひとたちはたのしそうでした。
桃色の花が街のあちらこちらに咲き、この街で見かけたひとは同じ桃色の洋服を着ていました。
知らない街をゴミ回収車が聞きおぼえある音楽をながして走っていました。
コンビニエンスストアくらいたくさんブライダルのお店があって、朝も昼も夜も恋人たちがいました。
洒落たブティックは閉店後、店内に大きなテーブルを出して家族で果物を食べていました。
この街に暮らすひとの心地のいい大きな話し声や、すれ違うひとたちの笑顔をたくさん見ましたが、
わたしはそこからすこしはなれたところにいました。
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プロフィール
大岡由和 Yoshikazu Ooka
2010年、友人らと自由な表現活動の場としてhitotoを立上げ運営をはじめる。
最近の活動として、友人作家の展覧風景、ポートレートや作品の写真撮影をおこなう。
また2014年より、2人の美術家 城下浩伺とTACOを中心にしたグループ_act_に写真撮影担当として参加。
この数年、瀬戸内海の離島や台湾を訪れ、そこに存在するあえて目を向けることのない場所に引き込まれるように、
そこから人々の気配を感じるように、光、色を見つけるように写真を撮り続けている。
[個展]
2012.4 「豊島々」
2011.2 「豊島」
2010.9 「溝ヶ淵」
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