hitotoでは初めてとなる伊藤彩の個展を開催いたします。
タイトルになっている「渦」をモチーフにした作品など、
アイルランドと日本で描き上げた新作の油彩を中心に展示予定です。
絵の中に登場する奇妙なキャラクター達も飛び出します。
ぜひご高覧くださいませ。
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From the Exhibitor
先月までアイルランドのDublinに2年住んでいました。
Dublinは老いも若きも酒臭い陽気な街でした。
郷に入れば郷に従えということで私も大分酒臭くなりました。
初めのころは英語が話せずHomesickになりましたが、今では大切な友達もいます。
最近はモラルって何だろうと話をしたりもしますが答えは出ません。
考えすぎて思考の渦に飲み込まれ、まあどうでもいいか、と毎回なります。
育ってきた環境も文化も全く違う人たちと一緒に悩んだりできるようになったのか…幸せだなぁって思います。
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Opening Party
2018.9.29(土) 18時頃から21時頃まで
作家を交えたオープニングパーティーを開催します
どなた様もお気軽におこしください
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Profile
伊藤彩は1987年和歌山生まれ。2011年に京都市立芸術大学 大学院美術研究科絵画専攻を修了。
「Art Camp in Kunst-Bau 2007」(サントリーミュージアム[天保山]、大阪)でサントリー賞、
「アートアワードトーキョー丸の内 2011」でシュウウエムラ賞及び長谷川祐子賞を受賞。
これまでに「VOCA2010新しい平面の作家たち」(上野の森美術館)、
「レゾナンス共鳴人と響き合うアート」(サントリーミュージアム[天保山]、2010年)、
「和歌山と関西の美術家たちリアルのリアルのリアルの」(和歌山県立近代美術館、2015年)等に出展。
2017年7月にはダブリンで「AYA ITO & ATSUSHI KAGA IT HAPPENS TO BE」 (Pallas Projects/Studios、アイルランド)
を開催するなど、精力的に活動しています。
伊藤は「フォトドローイング」と呼ぶ独得な制作プロセスを用います。
まず自身で制作したキャンバスのペインティングや紙のドローイング、陶器の立体物、布、家具などをセットして、ジオラマを作り、
この大きさは、時に5mを超えることもあります。そして、ジオラマの中に伊藤が入り込み、写真に撮ることで、
自身も思いもよらなかった構図やアングルの視覚的効果を念入りに検討し、実際の絵画制作に入るのです。
この緻密なプロセスが、濃密なリアリティとなり、色彩の海や脱力 感溢れるモチーフの表情等の要素が合わさって、
見る者を中毒的な魅力に引き込みます。
1987年 和歌山生まれ
2011年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 交換留学
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・広報デザイン:タナカタツヤ(hitoto / www.designsalad.net)
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